Tokyo Gendai は、国際的なアート界における礎として急速に地位を確立しつつあります。世界中のアートコミュニティが集う活気に満ちた場として、第2回 Tokyo Gendai が2024年7月5日から7日までパシフィコ横浜展示ホールC/Dで開催され、7月4日には特別なVIPプレビューとヴェルニサージュが行われます。
この権威あるアートフェアには、世界中から優れたギャラリーが集結し、商業的、芸術的、知的な交流の活気あるプラットフォームであると同時に、異文化交流の中心地となっています。開催に先駆け、入場料が最大22%割引になる前売りチケットが現在好評発売中です。
Tokyo Gendai 2024年のセクター紹介
「Galleries(ギャラリーズ)」
Robert Longo “Untitled (The Ecstasy of Saint Teresa, 1647–1652; After Bernini and White Peonies (detail)” , (Pace Gallery)
このメインセクションでは、Pace ギャラリー、ペロタン、カイカイキキギャラリー、タカ・イシイギャラリー、BLUMなど、世界的に有名なギャラリーを含む、国内外の優れた出展者による傑出した芸術作品を展示します。これらの出展者は多様な芸術作品を紹介し、現代アートの最前線を体験する特別な機会を提供します。
「Hana ‘Flower’」
淺井裕介 “Bird memories 9” (ANOMALY)
1人または2人のアーティストによるプレゼンテーションに特化したこのセクションは、キャリアの初期または中期にあるアーティストに焦点を当てています。新たな才能と新鮮な芸術的視点を発見するためのプラットフォームです。
「Eda ‘Branch’」
Manuel Ocampo “Untitled” (VETA by Fer Francés)
このセクションは、確立されたアーティストや歴史的に重要なアーティストによる1人または2人のプレゼンテーションを対象としています。また、特定の芸術的物語や歴史を深く掘り下げるテーマ性のある企画展示も含まれています。
Tokyo Gendai の共同設立者であるマグナス・レンフリュー氏への独占インタビュー
国際的なアート界で20年、アジアで10年以上の経験を持つマグナス・レンフリュー氏は、Tokyo Gendai の共同設立者です。以前は、ART HK:Hong Kong International Art FairとArt Basel in Hong Kongのディレクターを務めました。また、Taipei Dangdaiの共同ディレクターとART SGの共同設立者でもあります。イギリスの現代美術雑誌『ArtReview』が毎年発表する「Power 100」に2回選出され、2013年には世界経済フォーラムで「ヤング・グローバル・リーダーズ(YGLs)」に選ばれました。
GEN DE ART: 昨年のフェアの成功が、今年のイベントの計画と実行にどのように影響しましたか?
レンフリュー氏: 昨年の参加者からのフィードバックでは、適度な規模のフェアが、ゆったりと楽しめる体験につながったことが評価され、日本の芸術と国際的な芸術のバランスが良いと好評でした。特に海外からの参加者は、日本のアート界の強みを発見することを楽しんでおり、このバランスと雰囲気を今年も維持することが重要な目標でした。さらに、フェアの前後に様々な文化施設を訪れるツアーを含む、拡大版のVIPプログラムが大好評で、今年も、金沢などの新しい場所へのツアーを含む、同様のプログラムを継続しています。フェアの内容に関しては、革命というよりは進化といえます。私たちは、当フェアの評判の鍵となるギャラリーとアートの質に引き続き注力しています。
GEN DE ART: Tokyo Gendai が世界的なアートの議論における役割を強化するための洞察を共有していただけますか?
レンフリュー氏: 日本と他の地域との幅広い交流をより深めても良いのでは、と我々は感じています。私たちの目標の1つは、より多くの海外からの来訪者を日本に呼び込み、継続的な世界的アートの議論と長期的な関係の構築を促進することです。今年は、ロンドンからGalerie EIGEN + ART Leipzig/BerlinとAlison Jacquesが新たに参加し、Sadie Coles HQ、BLUM、Almine Rechなどのギャラリーが再び参加します。大きなニュースは、Pace ギャラリーが参加し、麻布台ヒルズに新しいスペースをオープンすることで、日本とのつながりに対する国際的な関心の高まりを反映しています。
GEN DE ART: 昨年と比較して、今年の注目すべき変更点や追加点は何でしょうか?
レンフリュー氏: 進化に注目しがちですが、今年はいくつかの素晴らしいインスタレーションに期待が高まっています。フェアの入り口には、菅木志雄氏の大規模なインスタレーションが展示され、観客を魅了する双方向性のインスタレーションやパフォーマンス・ベースのインスタレーションもあります。トークプログラムも充実しており、Pace ギャラリーのマーク・グリムチャー氏とカルダー財団理事長のアレクサンダー S.C. ロウワー氏との対談など、国内や地域のものと並んで、ハイレベルで国際的な議論が日本で行われるのは素晴らしいことです。
GEN DE ART: 今年のフェアでは、日本および国際的なアーティストとのコラボレーションはどのように進化を遂げましたか?
レンフリュー氏: 私たちは、世界中のアーティストを紹介し、国際的なアーティストを日本に招いてより広い観客に届けることに力を入れています。ベルリン出身のカールステン・ニコライ氏がトークプログラムにて登壇いただくことを嬉しく思います。また、代表的な日本人アーティストを確保することも重要で、特に大規模インスタレーションを対象としたSato ‘Meadow’ プログラムでは欠かせません。日本で始まった文化機関プログラムは、現在では他のフェアでも定着しています。地元の財団を宣伝し、その活動を日本と海外の両方の観客に紹介することが私たちにとって重要です。今年は、大林財団、吉井財団を含む、5つの財団とも協力を結びます。このコラボレーションの精神は、ローカルなアートシーンを世界的に宣伝することを目的としています。
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