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「第10回 日展」11月3日より国立新美術館で開催

日本最大の公募展日展は、明治40年の第1回文展より数えて、今年で116年を迎えました。今年も国立新美術館にて、「第10回 日展(日本美術展覧会)」の開催がスタート。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門にわたり、全国各地から応募された作品の入選者ならびに日展会員、準会員、前年度特選受賞者の作品約3000点が一堂に会し、幅広いジャンルの現代の芸術作品が並びます。東京展の後は、京都、名古屋、神戸、金沢の4か所を巡回します。


第10回日本美術展覧会

日展とは

日展は、その前身である文展(文部省美術展覧会)の創設から今年116年目を迎える伝統ある美術団体です。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書と5つの部門からなり、世界でも類をみない総合美術展としてほぼ毎年開催され、全国の多くの美術ファンを集めています。その歴史をさかのぼれば、江戸時代の長い鎖国の後、日本は産業の育成と同時に芸術文化のレベルアップの必要性を感じていました。文部大臣の牧野伸顕は、オーストリア公使時代より日本の美術の水準を高めたいという夢を抱いており、1906年に念願の公設展開催を決め、1907年に文展が開催されました。その後、「文展」は「帝展」「新文展」「日展」と名称を変えつつ日本の美術界の中核として、116年の歴史を刻んでいます。当初は日本画、洋画、彫刻の三部門でしたが、1927年に工芸美術、1948年に書が加わり総合美術展となりました。1958年より民間団体として社団法人日展を設立。68年に改組が行われ、2012年からは公益社団法人となりました。そして2014年7月より新体制となり、改組 新 第1回日展を開催し、今年は第10回日展となります。


日展は、毎年10月に作品公募を行います。昨年の応募点数は11,186点で、そのうち入選は2,309点、日展会員の作品など670点を合わせ、計2,979点が展示されました。今年も、約3,000点の作品が3週間にわたり、六本木の国立新美術館で展示され、その後、京都、名古屋、神戸、金沢の4会場を巡回する予定です。現代を生きる、日本の最高レベルの作家の新作3,000点が一堂に会す日展。熱気あふれる会場から日本の美のいまを体感してみてはいかがでしょうか?

 

開催概要

会期

2023年11月3日(金・祝)〜2023年11月26日(日)

*休館日:火曜日


会場

国立新美術館

(東京都港区六本木7丁目22-2)


時間

10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)

休館日:火曜日


会場

国立新美術館

(東京都港区六本木7丁目22-2)


入場料

当日券一般 : 1,400円 

前売券・団体券(予約制): 一般1,200円

小・中学生:無料

*第10回記念として、学生(高校生・大学生)は無料



写真の提供:公益社団法人 日展

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