3月10日(日)夜、戯曲センター(Xiqu Centre)Grand Theatre(香港)にて、東京国際映画祭(TIFF)が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード(以下AFA)」の授賞式が開催され、日本作品の『悪は存在しない』(濱口竜介監督)が、最優秀作品賞と最優秀音楽賞(石橋英子さん)に輝きました。
濱口監督と石橋さんは、昨年の『ドライブ・マイ・カー』に続いての同賞獲得です。また、是枝裕和監督も、『怪物』で最優秀監督賞を受賞し、昨年の韓国作品『ベイビー・ブローカー』に続く、2年連続の同賞受賞に輝きました。この他、第36回TIFFのオープニング作品で、先日の日本アカデミー賞でも最優秀主演男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』にて役所広司さんが最優秀主演男優賞の栄冠を手にしました。他に、第36回TIFFのクロージング作品で、日本アカデミー賞で8冠に輝き、米国・アカデミー賞の視覚効果賞にもノミネートされている『ゴジラ-1.0』チームが、視覚効果賞(山崎貴監督、渋谷紀世子さん、高橋正紀さん、野島達司さん)、音響賞(井上奈津子さん)を受賞しました。あわせて、先の発表のとおり、俳優・鈴木亮平さんが、アジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」に、韓国の女優イ・ヨンエさんととも授与されました。
大規模で豪華なレッドカーペットの後に開催されたAFAの授賞式では、日本人として初めて審査委員長に就任した黒沢清監督が、世界中の映画人が務める審査員陣と投票メンバーを率いて決定された受賞者が登壇。Youth Ambassadorの一人として様々なAFAイベントに参加した宮沢氷魚さんがプレゼンターを務めた他、特別功労賞を受賞したチャン・イーモウ監督、主演男優賞にノミネートされたトニー・レオンさん、プレゼンターを務めた女優のファン・ビンビンさんなど、アジア全域よりスターが集まる⼤変華やかな式典となりました。貴媒体でのご紹介何卒お願いいたします。
アジア・フィルム・アワード(主催:アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
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写真の提供:アジア・フィルム・アワード
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