フォーシーズンズホテル丸の内 東京のフレンチレストラン「SÉZANNE(セザン)」が、このたび『ミシュランガイド東京 2025』で念願の3つ星を獲得しました。
「SÉZANNE」は、2021年7月の開業以来、わずか半年でミシュラン1つ星を獲得し、その後2年連続で2つ星を維持してきました。そして今回、開業からわずか3年余りで最高評価である3つ星を手に入れたのです。この快挙は、総料理長ダニエル・カルバートとそのチームの卓越した技術と情熱、そして顧客へのきめ細やかなサービスが高く評価された結果といえるでしょう。
ダニエル・カルバート総料理長は、この栄誉に対して深い感謝の意を表明しています。「ミシュランガイドが私たちの料理とサービスに対する情熱を評価してくださったことを、大変誇りに思います。この成功はチーム全員の献身的な努力の賜物であり、またお客様やパートナーの皆さまのご支援なくしては成し得ませんでした」と、喜びを語っています。フォーシーズンズホテル丸の内 東京の総支配人ジェンス・ワイシックも,
「SÉZANNEの特別な点は、食材の選定から調理、そしてお客様へ提供される瞬間まで、すべてのプロセスに心を込めているところです」と、チームの功績を讃えています。
「SÉZANNE」の魅力は、ダニエル・カルバート総料理長による大胆にして繊細な、軽やかなフランス料理にあります。日本各地から季節ごとに取り寄せた旬の食材を使用し、伝統的なフランス料理に革新的なアレンジを加えた料理の数々は、まさに芸術作品と呼ぶにふさわしいものです。さらに、ペストリーシェフのパトリック・ティボーによる美しく多彩なデザートも、食事の締めくくりを華やかに彩ります。また、ソムリエの大塚信秀により厳選されたワインリストと魅力的なシャンパーニュセレクションは、料理の味わいをさらに引き立てる重要な要素となっています。
「SÉZANNE」の空間デザインも、美食体験を一層豊かにする要素の一つです。香港を代表する建築家アンドレ・フーによるラグジュアリーかつリラックス感に満ちた空間は、都会の景観を眺めながらアペリティフを楽しむ「サロン」、臨場感あふれるキッチンが見えるコンテンポラリーな「メインダイニング」、シェフの技を間近に感じられる個室「シェフズテーブル」の3つのエリアで構成されています。
「SÉZANNE」の評価は、ミシュランガイドだけにとどまりません。2024年の「アジアのベストレストラン50」ではベストレストランを受賞し、同年の「世界のベストレストラン50」では15位に選出されるなど、国際的にも高い評価を受けています。このような快挙を達成した背景には、ダニエル・カルバート総料理長の豊富な経験と独自の視点があります。ロンドン、パリ、ニューヨーク、香港など、世界有数の美食都市で腕を磨いてきたダニエルは、異なる文化に対して偏見のない、オープンマインドなシェフとして知られています。特に、ニューヨークの「Per Se」やパリの「Epicure at Le Bristol」といったミシュラン3つ星レストランでの経験は、彼の料理哲学の基礎となっています。
「SÉZANNE」の3つ星獲得は、東京の食文化の豊かさと多様性を世界に示す出来事となりました。今後、さらに多くの美食家たちが、この特別な空間で繰り広げられる芸術的な料理の数々を体験するために、世界中から東京を訪れることでしょう。
SÉZANNE
写真の提供: SÉZANNE