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Gen de Art

国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」、グランプリ作品は浅野春香氏の「ヒョウカ」に決定!

株式会社へラルボニー(以下、ヘラルボニー)が主催する国際アートアワー「HERALBONY Art Prize 2024(へラルボニー・アート・プライズ)」にて、応募作品総数1,973点の作品の中から厳正な審査により、浅野春香氏の作品「ヒョウカ」がグランプリを受賞しました。グランプリ作家・浅野春香氏には、創作活動を奨動する資金として賞金300万円が贈られるほか、ヘラルボニーと作家契約を締結し、今後さまざまなライセンス起用により国内外にその異彩が発信されていきます。グランプリのほかにも、企業賞(7名)、審査員特別賞(4名)が決定しました。


HERALBONY Art Prize 2024

ヘラルボニーは、障害のある方がひとりの作家としてその才能が評価され、さらなる活躍の道を切り開いていけるようにとの思いを込め、今年の1月31日「異彩(イサイ)の日」に国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」を新たに創設。グランプリをはじめとする各受賞作家と最終審査進出作家、総勢58名による全62点の作品を一堂に展示するアート展「HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition」は、2024年8月10日(土)より、三井住友銀行東館 1Fアース・ガーデン(住所:東京都千代田区丸の内1-3-2)にて開催されます。


グランプリ作家・作品紹介

浅野春香/Haruka Asano、「ヒョウカ」(2024)、画材:ポスカ、米袋サイズ 960✕1640mm

浅野春香/Haruka Asano、「ヒョウカ」(2024)、画材:ポスカ、米袋サイズ 960✕1640mm


■作家プロフィール

20歳で統合失調症を発症後、入退院を繰り返しながら闘病を続けます。絵を本格的に描き始めたのは29歳のとき。受賞作品である「ヒョウカ」は「評価されたい」という作家の純粋な感情から制作されました。作家は以前までその欲求を「恥ずかしいこと」だと思っていたそうですが、ある人から「それもあなたの素直な気持ちの表れ」と言われたことをきっかけに、ありのままの気持ちを表現して良いのだと気づいたと言います。本作は満月の夜の珊瑚の産卵をテーマに、切り広げた米袋に満点の星空や宇宙、満月などのモチーフが緻密に描かれています。母親の胎内にいた頃の情景や、珊瑚の研究者である父親についてなど、作家にとって大切な存在である両親からインスピレーションを受けています。


■審査員コメント クリスチャン・バースト

同心円を描いたどんなに力強い作品でも、それが紙の上のことであるならば、太陽の放射エネルギーには到底匹敵しませんが、この作品は同じような活力を持っているかもしれません。紫がかった色彩を放つこの作品は、まるで急速に芽生えた花のように、細かな点の配列が広がっています。植物の成長において根源的な原動力である太陽の力と、その最も華麗な結果である美の開花が組み合わされています。浅野春香さんによって横長の米袋の上に描かれたこの幾何学的な萌芽の広がりが、審査員の心をすぐに捉えたのも不思議ではありません。


企業賞受賞作品

「企業賞」はゴールドスポンサーの、東京建物株式会社、株式会社サンゲツ、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社ジンズ、株式会社丸井グループ、日本航空株式会社、トヨタ自動車株式会社より授与されます。受賞した作品は、その企業のサービス・プロダクト・事業のいずれかに採用される予定です。ヘラルボニーは、企業賞をきっかけとしたコラボレーションを通じて、作家の異彩が発露する機会を創出していきます。


審査員特別賞受賞作品

4名の審査員がそれぞれ独自の視点で作品を選出する賞です。このたび、予想を上回る数の素晴らしい作品の応募をいただいたことから、新たに賞を創設いたしました。

 

HERALBONY Art Prize 2024 Exhibition


会期:2024年8月10日(土)~ 9月22日(日)


時間:10:00~18:00


会場:三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内1-3-2)


入場料:無料 

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