9月29日、アンテプリマ(ANTEPRIMA)の創設者でありクリエイティブ・ディレクターの荻野いづみ氏が、2024年春夏コレクション「Game On!」を発表しました。今コレクションは、著名な日本のアーティスト、竹村圭とチェリストの村岡園子とのコラボレーションとして実現したもので、遊び心溢れる華やかさと洗練された甘美のハーモニーが生まれました。現代的な革新と時代を超越したエレガンスを融合させたアートと音楽の融合は、アンテプリマの進化した本質と世界的な存在感を反映し、深い感動を呼び起こしました。
Gen de Art: ミラノでの初コレクションから、ブランドがどのように進化してきたと感じますか?
荻野いづみ氏: 私がこのブランドを立ち上げたのは30年前です。過去にもミラノ・モーダ・ドンナのコレクションを作り、デザインと表現における25年の進化を辿ってきました。
Gen de Art: ミラノ・コレクションへの参加は、荻野さんにとってどのような意義がありますか?
荻野いづみ氏:ミラノ、パリ、ロンドンを問わず、コレクションに参加することは、国際的なブランドになるためには不可欠です。これらの都市は、デザイナーやモデル、写真家、メイクアップアーティストなど、ファッション関係者全員が集まる場所です。この期間はバイヤーやメディアにとって非常に重要で、だからこそ私はミラノでショーを行うことに誇りと必要性を感じています。
Gen de Art: 今シーズンのコレクションのハイライトを共有していただけますか?
荻野いづみ氏: 今シーズンは、「Game On!」というテーマを掲げ、女性の遊び心や甘美な面の両方をコレクションに反映させました。日本の現代美術家である竹村さんとコラボレーションし、アートとファッションをうまく融合させました。チェリストの村岡さんによる演奏は、私たちの現代的なコレクションにクラシカルな美しいひねりを加えました。
Gen de Art: Anteprimaが目指している次のステップや目標を教えていただけますか?
荻野いづみ氏: 私は、バレエ、音楽、現代美術など、さまざまな芸術形態を超えた文化交流やコラボレーションを続けていきたいと思っています。異分野をつなぐことで、よりインパクトのある波を生むことができます。ファッションは人々をつなぐ強力なメディアであり、私の作品はアートのための美しい壁や額縁のようなものだと考えています。さらに、私は香港のアートセンター「CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)」とコラボレーションし、テキスタイル美術館に関連した賞を創設する予定です。
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